【プロ監修】花が長持ちする飾り方・水替えのコツ|夏の暑さ対策で美しさキープ
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【プロ監修】花が長持ちする飾り方・水替えのコツ|夏の暑さ対策で美しさキープ
はじめに:夏の花の悩み、増えていませんか?
夏になると「せっかく買った花がすぐにしおれてしまった」「気温が高くて持ちが悪い」といったお悩みが多く聞かれます。
特に7〜8月は気温と湿度が高く、切り花にとっては厳しい季節。
しかし、ちょっとした工夫や知識があれば、夏でも美しい花を長く楽しむことができます。
この記事では、フラワーギフトや自宅用の花を長持ちさせるための飾り方、水替えのコツ、暑さ対策について、花のプロの視点から丁寧に解説します。
1. 夏の花が傷みやすい理由とは?
夏は気温・湿度の上昇により、切り花の鮮度が落ちやすくなります。特に注意したいのが以下の3つです。
- 高温による蒸散の加速:水分の蒸発が早く、花の乾燥が進みやすくなります。
- 雑菌の繁殖:気温の高さでバクテリアが急増し、水が濁りやすくなります。
- 風通しの悪さ:湿気がこもりやすく、花の傷みが早まります。
2. 花を長持ちさせる“基本の飾り方”
まずは基本をおさえることが重要です。
花瓶は毎日洗って清潔に
雑菌の繁殖を防ぐためにも、ぬめりが出る前に水洗いを。
冷たい水を使用
ぬるま湯ではなく、冷水の方がバクテリアの繁殖を抑える効果があります。
置き場所は日陰+風通しの良いところ
直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は避けてください。
3. プロが教える水替えのタイミングとコツ
水替えの頻度は毎日〜1日おきが理想です。
茎の切り口は毎回カット
吸水を妨げる空気が入っているため、1cm程度斜めにカットし直すのが効果的です。
水に浸かる葉は取り除く
葉が水に浸かっていると雑菌が繁殖しやすくなるため、必ず取り除いてください。
4. 夏におすすめの花材と品種
夏に強く、比較的長持ちしやすい花には以下のような種類があります。
- ヒマワリ:夏の象徴。日持ちも良く、ビジュアル映えも抜群。
- リシアンサス(トルコキキョウ):繊細に見えて実は強い。
- カーネーション:高温にも耐性があり管理がしやすい。
- グリーン(ドラセナ・ユーカリなど):見た目も涼しく、水持ちも良い。
5. 花を涼しく保つ+αの工夫
- 氷を入れて一時的に冷却:朝の水替え時に氷を1〜2個入れるのもおすすめです。
- 保冷剤を花瓶の外に貼る:簡易的に室温から守る方法です。
- 10円玉を入れる:銅イオンの殺菌効果で水の腐敗を防ぎます。
6. エアコン使用時の注意点と飾り方
夏場の室内ではエアコンの風に要注意。
- 風が直接当たる場所は避ける:乾燥が進み、花がしおれる原因に。
- 冷風の下には置かない:温度差で花にストレスがかかります。
- 棚の上や壁沿いがベスト:風が緩やかに届く場所を選びましょう。
7. “映えて涼しい”夏のフラワーインテリアアイデア
ガラス花器で透明感を演出
水の涼しさを視覚でも楽しめます。
白やブルーを基調とした配色に
涼感カラーは見た目にも爽やか。
ドライフラワーや吊るし飾りを活用
暑さに強く、長期間飾れるのが魅力です。
おわりに:夏でも花のある暮らしを快適に
夏は花の管理が難しい季節ですが、ポイントをおさえれば長く楽しむことが可能です。
毎日のちょっとした手間が、美しさを保つ秘訣になります。
暑い季節こそ、目と心を癒してくれる花を暮らしに取り入れてみませんか?
