スーパーで買う仏花の選び方|お墓参り用花束の品質を見極めるポイント
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スーパーで失敗しない仏花の選び方|お墓参り用花束の品質チェック方法
スーパーで買う仏花の選び方|お墓参り用花束の品質を見極めるポイント
お盆やお彼岸、命日などのお墓参りに欠かせないのがお供え用の仏花花束。近年はスーパーや量販店でも手軽に購入できますが、店舗や仕入れ状況によって品質差が出やすいのも事実です。本記事では、スーパーで失敗しないための品質チェック方法を中心に、色選び・サイズ感・長持ちのコツまで実用的にまとめました。
1. 仏花の基本構成と役割をサクッと理解
一般的な仏花は、主役となる「メイン花」、見た目を整える「副花材」、全体を引き締める「グリーン(葉物)」で構成されます。スーパーの仏花もこの基本を踏まえて束ねられていることが多く、菊・カーネーション・トルコキキョウなどがよく使われます。
2. 鮮度の見極め方(ここだけは必ずチェック)
2-1. 花びら
- 縁が茶色く変色していない(乾き・老化のサイン)
- ハリとツヤがある、色がくすんでいない
- ユリ等は花粉が落ち始めていない
2-2. 茎と切り口
- 切り口が黒ずんでいない・潰れていない
- 茎がしなびず、みずみずしい(曲げてパキッと折れないのはOK)
- 根元にヌメリや異臭がない
2-3. 葉の状態
- 黄変や縮れが少ない
- 葉先が丸まっていない(乾燥サイン)
- 虫食いや傷みが見られない
ワンポイント:店頭の冷ケース最前列より、少し奥側の束のほうが温度変化を受けにくく状態が良いことがあります。
3. 色選びのマナー(基本は「白+淡色」)
仏花は白を基調に、淡い紫・黄・ピンクなど落ち着いた色を合わせるのが無難です。原色に近い赤は慶事を連想させるため避けられることが多い一方、“故人の好きだった色や花をひとつ添える”配慮は近年広く受け入れられています。
4. 花束の大きさと本数の目安
スーパーの仏花は「小束(300円前後)」と「大束(500〜800円前後)」が一般的。墓前の花立サイズに合わせて選びます。
- 小ぶりの花立:小束 × 2束(対で供える)
- 中〜大の花立:大束 × 2束
※花立が1つの墓所もあります。現地の仕様に合わせて本数・ボリュームを調整してください。
5. 長持ちさせる持ち帰り&活け方のコツ
- 購入後なるべく早く水に入れる:帰路が長い場合は保冷バッグが安心。
- 水切り:帰宅したら茎を1〜2cm斜めにカット。切り口を新しくして吸水力UP。
- 余分な葉を取る:水に浸かる葉は腐敗の原因に。水面より下は除去。
- 水替え:夏場は毎日。花立はぬめりを洗い流す。
- 直射日光と高温回避:車内放置は厳禁。持ち運びは日陰で。
6. スーパー仏花と花店仏花の違い(使い分けの指針)
- スーパー:手軽・経済的。日常の墓参に最適。
- 花店(専門店・オンライン):鮮度・花選び・ボリューム調整が可能。初盆・法要・命日など「特別な日」に安心。
7. よくある“NG例”と回避策
- トゲのある花(例:バラ)をそのまま使用:供養に不向き。入れるなら必ずトゲを除去。
- 香りが強すぎる品種を大量に:お線香の香りを妨げることも。控えめに。
- 真夏の長距離移動で常温持ち帰り:到着時には萎れるリスク。保冷と短時間移動を。
8. メッセージの添え方(短文OK)
墓前に花を供える際も、カードや一言添えると気持ちがより伝わります。
- 「心から感謝を込めてお供えいたします」
- 「安らかなる眠りをお祈りいたします」
- 「在りし日を偲び、感謝の気持ちを捧げます」
9. まとめ — 今日から“見る目”が変わる仏花選び
スーパーで仏花を選ぶときは、花びら・茎の切り口・葉の3点をまずチェック。色は白+淡色を基本に、故人の好みを一輪添えるとやさしい供養になります。持ち帰りは涼しく、帰宅後の水切りと水替えで寿命は大きく変わります。
初盆や年忌など特別な日の供花は、鮮度と仕立てが命。
オンラインで注文できる「お供えアレンジ」「プリザ仏花」「線香セット」もご用意しています。
