花装飾の見積もりチェックポイント|見落としがちな費用と項目を徹底解説

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花装飾の見積もりチェックポイント|法人イベントで見落とされがちな費用項目とは?

企業の式典・セレモニー・周年イベント・開業祝賀会など、法人イベントで花装飾を依頼する際、つい「花そのものの価格」だけに目が向いてしまいがちです。

しかし、実際に見積もりを取ってみると、本体の装花費用のほかに様々な「附帯費用」が加算されるケースが少なくありません。

搬入費、設営費、撤去費、予備材費、デザイン費、立札費、交通費…これらが積み重なると、最終的な金額が大幅に変わってくる可能性もあります。

この記事では、法人担当者が見積書をチェックする際に押さえておきたい「見落としがちな費用項目」を解説し、トラブルを未然に防ぐポイントをご紹介します。


1. 花材・アレンジメント費用(本体価格)

まずは花装飾の「本体価格」です。

これは花材費・資材費・アレンジメント加工費などを含む、いわば「作品」そのものの価格を意味します。

【内訳の例】

  • 使用する花の種類・本数
  • グリーンや枝物の量
  • 花器・吸水スポンジなどの資材
  • デザイン・加工にかかる人件費

なお、法人向けの場合は「大ぶり」「遠目でも見栄えのする構成」が求められるため、

個人向けよりもボリューム・単価ともに高くなる傾向があります。

【チェックポイント】

  • 花の種類(例:胡蝶蘭、バラ、菊など)と等級
  • 色指定・季節指定による価格変動
  • 希少花材使用時のプレミアム加算

2. 搬入費・配送料

見積もりの中で意外と見落とされやすいのが、現地までの搬入費・配送料です。

会場が遠方だったり、階段搬入が必要だったりすると、花装飾とは別に追加料金がかかることがあります。

【チェックポイント】

  • 距離制で加算される配送料(例:10km以上で+○円)
  • 地下搬入・夜間搬入・階段利用の加算
  • 専用車・保冷車利用の有無

また、ホテル・式場・公共施設などでは時間指定搬入が求められることが多く、

その対応による人件費加算が見積もりに含まれているケースも。


3. 設営費(現地での設置作業)

装花が完成品で配送されるだけでなく、会場での設置作業が伴う場合には「設営費」が発生します。

特にスタンド装花やステージ装花などの大型装飾は、

  • 高所作業
  • レイアウト調整
  • 花の現地組み上げ
    などが必要になるため、人件費として別途計上されることが一般的です。

【チェックポイント】

  • 設営所要時間と人数の見積もり
  • 作業員の交通費込みかどうか
  • 会場側の条件(作業制限、使用可能時間)

4. 撤去費(回収作業)

イベント終了後に装花を回収する場合、撤去費・回収費が発生します。

一見して「飾ったままでOK」と思われがちですが、以下のようなケースでは撤去費が必要です。

  • 花器・台座がレンタル品で回収が必要
  • 会場側から撤去を求められる
  • 廃棄処分・再搬出を行う必要がある

【撤去に関する見積もり例】

  • 回収時間帯が深夜・翌早朝:時間外料金
  • 花器を返却しない場合の買取オプション
  • 廃棄処分代として一律〇円

5. デザイン費・プランニング料

複数パターンの提案がある場合や、会場図面に基づいたプランニングが必要な場合には、デザイン費やディレクション費が計上されることがあります。

特に法人イベントで以下に該当する場合は要注意です。

  • 「色味・花材指定」「ブランドカラーに合わせた構成」がある
  • 「企業ロゴ入り背景×花装飾」などの連携演出
  • 会場の図面に合わせたゾーニング提案を求める

【チェックポイント】

  • デザイン費が本体価格に含まれているか分離されているか
  • 提案回数による追加料金の有無
  • 複数会場対応時の追加費用

6. 予備材費(予備花材・保険的コスト)

屋外会場や長時間設置が必要な装花では、**「予備の花材」**を準備するのが通例です。

これは、

  • 気温変化による萎れ・枯れへの備え
  • 輸送中の損傷
  • イベント中の接触事故などに備えた予備費用

として見積もりに含まれることが多くあります。

【例】

  • 「本番用100本+予備10本(10%)」で加算
  • 花器の予備用意(破損対策)
  • 装飾資材(布、リボンなど)の余剰準備

7. 看板・立札・ネームプレート費用

式典用スタンド花や胡蝶蘭などに添える「立札」「メッセージプレート」は、

デザインの有無やサイズ、素材によって追加料金が発生するケースがあります。

【チェックポイント】

  • 標準フォント vs デザイン書体 or 筆書き対応の差額
  • 木札・アクリル・布札など素材選択の違い
  • ロゴ入り・企業カラー対応の追加費

また、複数言語(例:英語+日本語)対応が必要なケースでも追加料金が発生することがあります。


8. 花器・スタンドのレンタル or 買取費用

装花に使用する花器や台座が「レンタル」の場合、使用後の返却・回収が必須となり、レンタル費+回収費が見積もりに含まれます。

反対に「買取」としている場合は、単価が高くなる代わりに撤去費が不要となることも。

【比較例】

  • スタンド花用鉄製スタンド:レンタル3,000円+撤去費 vs 買取10,000円
  • 胡蝶蘭陶器鉢:レンタル不可のため本体価格に含まれる

9. 税・諸経費・キャンセルポリシー

最後に、「合計金額=そのまま支払い金額」と思っていると、

税別価格・諸経費・キャンセル料に注意が必要です。

【確認すべき点】

  • 見積書が「税抜」か「税込」か明記されているか
  • キャンセル料の発生日(例:7日前以降は100%)
  • 支払い条件(事前振込、当日現金、月締めなど)

花装飾見積もりを依頼する際のチェックリスト(ダウンロード推奨)

法人担当者が複数社に見積もりを依頼する際は、

下記のようなチェックリストを活用すると比較がしやすくなります。

項目 内容 含まれているか 備考
花材費 使用する品目・数量 □はい □いいえ  
搬入費 距離・時間帯 □はい □いいえ  
設営費 会場作業の有無 □はい □いいえ  
撤去費 回収・廃棄処理 □はい □いいえ  
デザイン費 提案回数・調整回数 □はい □いいえ  
看板費 木札・筆書き等 □はい □いいえ  
レンタル費 スタンド・花器 □はい □いいえ  
税抜/税込 消費税の扱い □税込 □税抜  
支払条件 納期・方法 □振込 □現金  

見積書の「透明性」が信頼獲得のカギ

花装飾は見た目の美しさだけでなく、「価格の透明性」「対応力の柔軟さ」も選ばれる大きな要因です。

HUG FLOWERSでは、法人のお客様に対し

  • わかりやすい内訳明細の見積書作成
  • ご予算に合わせた複数プラン提示
  • 会場・日程に応じた最適装花の提案
  • 設営・撤去・緊急対応を含む一括対応
    を行っており、式典やイベントの「安心感」と「印象力」を両立させる装花サービスをご提供しています。

無料相談・お見積りは随時承っております。

お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。

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