入院・退院祝いに贈る花|病院でNGな花・注意点まとめ

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入院・退院祝いに贈る花|病院でNGな花・注意点まとめ

入院・退院祝いに贈る花|病院でNGな花・注意点まとめ

「お見舞いに花を贈りたいけれど、病院で断られないかな……」
「退院祝いの花束を考えているけれど、どんな花がいいのか分からない」
そんなお悩みをお持ちではないでしょうか。

近年、感染症対策やアレルギーの観点から、生花の持ち込みを制限する病院が増えています
また、香りの強さや花粉の有無など、花の種類によっては病室に不向きなものも多数あります。

この記事では、入院・退院祝いに花を贈るときに知っておきたい、
「病院でNGな花」や「失敗しない選び方」「贈るタイミングとマナー」をわかりやすく解説。
大切な方に、安心して喜んでもらえるフラワーギフト選びをサポートします。

1. まずは病院の「生花持ち込みルール」を確認

入院・退院祝いの花選びで、最初に確認すべきなのは病院ごとのルールです。
以下のような理由から、花の持ち込みを禁止・制限する医療機関が増えています

  • 花瓶の水が細菌の温床になる可能性がある
  • 花粉や香りによるアレルギー・頭痛・吐き気などのリスク
  • 落ちた花びら・葉が清掃負担になる
  • 集中治療室(ICU・HCU)や無菌室では原則生花NG

同じ病院でも、病棟や病室の種類によってルールが違うこともあります。
お花を持参・手配する前に、必ず事前に病院またはご家族に確認しましょう。

「生花はすべてNG」「鉢物のみ不可」「個室は相談可」など、病院によって方針が分かれます。

2. 病院でNGなことが多い花・スタイル

① 香りが強い花

病室は限られた空間のため、強い香りの花は体調不良の原因になることがあります。
特に、次のような花は避けた方が無難です。

  • ユリ
  • フリージア
  • ストック
  • ライラック
  • チューベローズ など

香りそのものが苦手な方も多く、同室の患者さんや医療スタッフへの配慮も大切です。

② 花粉が落ちやすい花

花粉がシーツや衣服につくと、シミやアレルギーの原因になります。
ユリなど花粉の多い花は、たとえ持ち込みOKの病院でも避けた方が安心です。

③ 散りやすい・バラけやすい花

花びらや葉がすぐに落ちる花は、清掃の手間を増やしてしまいます。
一般的には、

  • 一部のガーベラ
  • カスミソウ(ドライになりやすい)
  • 花弁が薄くて散りやすい品種

などは、長期入院のお見舞いにはあまり向きません。

④ 鉢植え(根付きの植物)

鉢物は「根付く(=寝付く)」を連想させるため、縁起が悪いとされています。
また土の中の細菌を懸念して、鉢植えの持ち込みを禁止している病院も多くあります。

3. お見舞いで好まれやすい花と色

香りが控えめで長持ちする花材

次のような花は、比較的お見舞いに選ばれることが多い種類です。

  • カーネーション(香りが強すぎず、持ちも良い)
  • トルコキキョウ
  • アルストロメリア
  • ラナンキュラス(香り弱)
  • バラ(香り控えめの品種)
  • 季節の小花(香りが弱いもの)

色は「明るくやさしい」トーンが基本

  • おすすめカラーピンク・オレンジ・イエロー・白+淡い色
  • 避けたいカラー真っ赤・真っ黒など、強すぎる色

入院中の方にとって、花は気持ちを明るくしてくれる存在です。
見ているだけで元気が湧いてくるような、やさしい色合いを意識しましょう。

4. 入院祝いと退院祝いで変わる「花の選び方」

入院祝いの花を選ぶポイント

  • 病院への持ち込み可否を必ず確認する
  • ベッド周りを圧迫しないコンパクトなサイズを選ぶ
  • そのまま飾れるアレンジメントだと患者さんやご家族の負担が少ない
  • 相場の目安は3,000〜6,000円程度

面会が難しい場合は、花以外のギフトやメッセージカードだけにする選択も“相手想い”です。

退院祝いの花を選ぶポイント

  • 退院後に過ごすご自宅で飾ることを前提に選べる
  • 豪華な花束やアレンジメントなど、ボリュームのあるギフトもOK
  • 1週間ほど楽しめる持ちの良い花材を選ぶと親切
  • 相場の目安は5,000〜10,000円程度

退院祝いは、「ここから新しいスタートですね」という前向きなメッセージを込められるタイミングです。
明るい色のバラや季節の花束で、晴れやかな気持ちを届けましょう。

5. 病院NGのときに選びたい花ギフトの代替案

① 退院日に合わせて「自宅にお届け」

病院が生花NGの場合は、退院日や自宅療養のスタートに合わせて配送する方法がおすすめです。
「退院おめでとうございます」のメッセージを添えて、ご自宅でゆっくり楽しんでいただけます。

② プリザーブドフラワー・アーティフィシャルフラワー

  • 水替え不要で、手間をかけずに楽しめる
  • 香りがなく、花粉も落ちない
  • コンパクトなサイズ感で病室の棚にも飾りやすい

病院のルールによっては、プリザーブドフラワーも不可の場合があります。
不安な場合は、ご家族に確認した上で、自宅にお届けする形を選びましょう。

③ 花+ギフトのセット

退院後のリラックスタイムに使えるお茶やタオル・スイーツなどと、
小さめの花束・アレンジメントを組み合わせたギフトも人気です。
「無理をせず、ゆっくり休んでね」という想いを伝えやすいスタイルです。

6. 渡し方・面会時のマナーと注意点

相手に負担をかけないための工夫

  • 大きすぎる花束は避け、持ち運びしやすいサイズにする
  • 花瓶が不要なアレンジメントを選ぶ
  • 面会時間を守り、長居しすぎない
  • 香水や強い匂いのする服装は控える

メッセージカードの例文

ひとこと添えるだけで、花の温かさがいっそう伝わります。

  • 「一日も早いご回復を心よりお祈りしています。」
  • 「無理をなさらず、どうかご自身のペースでお過ごしください。」
  • 「ご退院おめでとうございます。新しい毎日が穏やかでありますように。」

7. まとめ|正しいマナーで、心から喜ばれるお見舞い花に

入院・退院祝いに花を贈るときは、
① 病院のルールを確認する
② 香りや花粉、サイズ感に配慮する
③ 入院と退院で贈るタイミング・スタイルを変える

この3つを意識するだけで、相手にとって負担のない、心から喜ばれるギフトになります。

花は、言葉にしづらい「お大事に」「よく頑張ったね」という想いを、そっと代弁してくれる存在です。
だからこそ、マナーを押さえた上で、相手の好きな色やイメージを思い浮かべながら選んでみてください。

入院・退院祝いにふさわしい花ギフトを相談する

HUG FLOWERSでは、
「病院に贈れるお花が知りたい」「退院日に自宅に届く花束をお願いしたい」など、
シーンに合わせたフラワーギフトのご相談を承っています。
ご予算・お届け先・ご希望の雰囲気をお伝えいただければ、最適な1点をご提案いたします。

※病院ごとに生花の持ち込みルールが異なります。お届け前に、必ず最新の情報をご確認ください。

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